世田谷区の高齢者福祉ガイド 相談窓口・主なサービス・申請の流れ

世田谷区にお住まいの高齢の方とご家族へ。最初の相談先「あんしんすこやかセンター」、介護保険サービスの種類、要介護認定の申請から利用までの流れを、区公式・厚生労働省の案内をもとにやさしく整理します。

2026/9/26 / PoliLog 編集部

世田谷区にお住まいの高齢の方や、離れて暮らすご家族の方へ。「介護のことを、どこに相談すればよいのか」「どんなサービスが使えるのか」と迷うことは、めずらしくありません。この記事では、世田谷区の高齢者福祉について、相談の入り口と主なサービス、申請の流れをやさしくまとめます。

この記事でわかること

  • 最初に相談できる窓口「あんしんすこやかセンター」のこと
  • 介護保険のサービスと、区の支えのあらまし
  • 申請から利用までの流れ
  • ご家族が前もって準備しておくと安心なこと

制度の概要

世田谷区の高齢者福祉には、大きく二つの柱があります。国の介護保険 (かいご ほけん) と、区が行う支えです。

介護保険は、介護が必要になったときに、費用の一部を負担してサービスを使える国の仕組みです。区が窓口となり、保険料の受付や認定の手続きを行っています。

65 歳以上の方は、介護保険の第1号被保険者 (ひ ほけんしゃ = 保険に入っている方) です。40 歳から 64 歳の方も、老化が原因とされる特定の病気で介護が必要になった場合は対象になります。

サービスを使うときの自己負担は、所得に応じて一割から三割と定められています。くわしい仕組みは 厚生労働省: 介護保険制度の概要 で確認できます。

このほか、区では見守りや日々の暮らしの手助けなど、高齢の方向けの事業も案内しています。内容や対象は見直されることがあります。世田谷区公式ホームページ の高齢の方向けの案内で、最新の情報をご確認ください。

数値で見る現状

この節では、区が公表する統計の数字を、独自に集計・引用していません。数字は、区の公式資料で直接ご確認いただくのが確実です。

本記事の数値は公開日時点、東京都世田谷区の公表データに基づきます。他自治体・他期間との単純比較はできません。

高齢の方の人数や、介護の認定を受けている方の人数は、区が定める高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画などの資料に掲載されています。これらの計画は数年ごとに見直され、そのたびに新しい数字が公表されます。

介護サービスを行う事業所の情報は、国の 介護サービス情報公表システム で調べられます。地域やサービスの種類から、事業所を探すことができます。

相談の入り口 あんしんすこやかセンター

世田谷区では、地域包括支援センター (ちいき ほうかつ しえん センター = 高齢の方の総合相談まどぐち) のことを「あんしんすこやかセンター」と呼んでいます。

介護のこと、健康のこと、暮らしの心配ごとなど、はば広い相談を受け付けています。相談は無料です。

センターには、保健師 (ほけんし)、社会福祉士 (しゃかい ふくしし)、主任介護支援専門員 (しゅにん かいご しえん せんもんいん) などの専門職がいます。それぞれの立場から、ご本人とご家族を支えます。

担当のセンターは、お住まいの住所によって決まります。どこが担当かわからないときは、区の公式ホームページで調べるか、区の窓口におたずねください。

区内の地区ごとに、まちづくりセンター、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会 (しゃかい ふくし きょうぎかい) が力を合わせる「福祉の相談窓口」も案内されています。迷ったときは、まず身近な窓口にご相談ください。

地域包括支援センターの役割は、厚生労働省: 地域包括ケアシステム でも紹介されています。

主なサービスのご案内

介護保険で使えるサービスは、おおまかに次のように分かれます。

  1. ご自宅で使うサービス — 訪問介護員 (ほうもん かいごいん) がご自宅を訪ねて、食事や入浴などを手伝う訪問介護などがあります。
  2. 施設に通うサービス — 日帰りで施設に通い、食事や体操、入浴などをする通所介護 (つうしょ かいご、デイサービス) などがあります。
  3. 施設で暮らすサービス — 特別養護老人ホーム (とくべつ ようご ろうじん ホーム) などに入所するものです。
  4. 暮らしの道具 — 車いすや手すりなど、福祉用具 (ふくし ようぐ) の貸し出しや購入の補助があります。

介護の認定を受けていない方でも、体力づくりの教室など、介護予防 (かいご よぼう) の取り組みを使える場合があります。

どのサービスが合うかは、お体の様子やご家族の状況によって変わります。あんしんすこやかセンターで、一緒に考えてもらえます。

申請から利用までの流れ

介護保険のサービスを使うには、まず「要介護認定 (ようかいご にんてい)」を受けます。流れは次のとおりです。

  1. 相談する — あんしんすこやかセンターや区の窓口に相談します。
  2. 申請する — ご本人かご家族が申請します。センターに手続きを代わりにお願いすることもできます。
  3. 調査を受ける — 区の調査員がご自宅などを訪ね、お体や暮らしの様子をうかがいます。かかりつけのお医者さんにも意見書を書いてもらいます。
  4. 結果が届く — 介護がどのくらい必要かの区分が、書面で届きます。
  5. 計画をつくる — 介護支援専門員 (かいご しえん せんもんいん、ケアマネジャー) と一緒に、サービスの計画をつくります。
  6. 使いはじめる — 計画にそって、サービスの利用がはじまります。

申請に必要な書類や窓口の場所は、世田谷区公式ホームページ でご確認ください。

自治体・議会の動き

世田谷区は、高齢の方の暮らしを支えるための計画をつくり、数年ごとに見直しています。計画には、サービスの見込みや、地域での支え合いの方向性がまとめられています。

区議会では、定例会 (ていれいかい = 決まった時期に開かれる区議会の会議) や委員会で、高齢の方の福祉についても話し合いが行われています。

この記事では、特定の議員の発言は引用していません。議会で話し合われた内容は、区議会の会議録 (かいぎろく = 会議の記録) で読むことができます。区議会の案内は、世田谷区公式ホームページ からたどれます。

計画や制度が変わると、使えるサービスや手続きが変わることがあります。区からのお知らせも、あわせてご確認ください。

住民にとっての論点

高齢者福祉について、住民の方が考えるときの主な論点を、並べて整理します。どれが正しいという評価はしていません。

  • 論点1: 相談のしやすさ — 窓口が身近にあるか、どこに相談すればよいかが分かりやすいか、という点です。
  • 論点2: 離れて暮らすご家族との連絡 — ご家族が遠くに住んでいる場合に、どう様子を知り、手続きを進めるかという点です。
  • 論点3: 費用の負担 — 保険料やサービスの自己負担を、どう考えるかという点です。
  • 論点4: 住み慣れた地域での暮らし — ご自宅で暮らし続けるための支えと、施設の利用をどう組み合わせるかという点です。

どの論点も、ご本人とご家族の状況によって、大切にしたいことが変わります。気になる点があれば、あんしんすこやかセンターにご相談ください。

ご家族が準備しておくと安心なこと

いざというときにあわてないよう、ふだんから次のことを確かめておくと安心です。

  • ご本人の住所を担当するあんしんすこやかセンターの場所と連絡先
  • 介護保険の被保険者証 (ひ ほけんしゃしょう) の保管場所
  • かかりつけのお医者さんの名前と連絡先
  • ご本人が大切にしたい暮らし方や希望

離れて暮らすご家族の方も、ご本人の住所を担当するセンターに相談できます。電話での相談を受け付けているセンターもあります。


このページのデータ範囲

本記事は東京都世田谷区のみを対象に、公開日時点で世田谷区公式および厚生労働省が公表している案内をもとに整理しています。他の自治体は対象に含みません。

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最終更新

2026-09-26 (本記事の数値・引用 URL は月次で再検証されます)


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よくある質問

Q. 世田谷区で高齢の家族の介護について、最初にどこへ相談すればよいですか?
A. ご本人の住所を担当する「あんしんすこやかセンター」(地域包括支援センター) が最初の相談先です。介護・健康・暮らしの心配ごとを無料で相談できます。担当のセンターは、世田谷区公式ホームページでご確認ください。
Q. 離れて暮らす家族でも、あんしんすこやかセンターに相談できますか?
A. ご家族の方からの相談も受け付けています。ご本人の住所を担当するセンターに連絡し、ご本人の様子や心配ごとを伝えてください。連絡方法や受付時間は、世田谷区公式ホームページでご確認ください。
Q. 介護保険のサービスを使うには、どんな手続きが必要ですか?
A. まず区に要介護認定の申請をします。調査員による訪問調査と、かかりつけのお医者さんの意見書をもとに区分が決まり、書面で届きます。その後、介護支援専門員と一緒にサービスの計画をつくり、利用がはじまります。
Q. 介護保険サービスの自己負担はどのくらいですか?
A. 国の制度では、サービス費用の自己負担は所得に応じて一割から三割と定められています。ご自身の負担の割合は、区から届く負担割合証で確認できます。くわしくは厚生労働省や世田谷区公式の案内をご確認ください。
Q. 介護の認定を受けていなくても使える支えはありますか?
A. 認定を受けていない方でも、体力づくりの教室など、介護予防の取り組みを使える場合があります。対象や内容は見直されることがあるため、あんしんすこやかセンターや世田谷区公式ホームページで最新の案内をご確認ください。
Q. 介護サービスを行う事業所は、どうやって探せばよいですか?
A. 国の介護サービス情報公表システムで、地域やサービスの種類から事業所を探せます。どこが合うか迷うときは、あんしんすこやかセンターや担当の介護支援専門員にご相談ください。状況に合わせて一緒に考えてもらえます。

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